「気がつけば 騎手の女房」 吉永みち子著

最近むさぼるように競馬関連のノンフィクションを読み漁ってます。

通勤車内で読んだ日にゃ 涙が溢れそうになってまいります。

最近はスーパーホースが減ったせいか、本は専ら一昔前のものが多いのですが
そのなかでも、ちょっと面白かったのがこの作品でした。

競馬に関心がなかった時分は、吉永みち子さんはごく普通の作家さんだと思っていました。

経歴をしってびっくり唖然です。

時代背景が、学生運動の頃にはじまって、まだ美浦トレセンが完成する前でもあったので

興味深く読めました。

競馬新聞記者になった経緯、運命の馬との出会い、また、運命の馬に導かれて出会った1人の騎手…

当時の府中の様子も面白かったですね。あまりうかがい知ることのない騎手の生活を垣間見れます。


それにしても、運命の馬と、それが縁で思い切って結婚されて、その仔で3冠を制するなんて

本当に競馬ってドラマです。

1人の女性としても、子連れ再婚の相手の元へ飛び込むキップのよさ、子ども達と絆を
深め合う姿、すごい人だなぁ、と感心しきりです。

まぁ、まずいないと思いますが、騎手と結婚したいからってこの本読んでも参考には
なりません(笑)。スタート地点で無理でしょう。

話がそれるんですけど、平日に南関観にいくと…すごいんですよね、女性ファンの追っかけが。
派閥も出来てたりとか? 出入り禁止になったりとか?? 「南関」の方へ書くと私も
とばっちり受けそうなので、ちょっとこっそりここで書いてみました(笑)。