ミツオーの復帰戦で…

もう2日経っちゃいました。

ミツオーこと、アジュディミツオーの国内復帰戦。

知名度として、どうなのかなぁ、と実は気掛かりだったのですが

当日、来場者の口からは、あちこちからミツオーの名前が聞かれました。

私は、生でレースを見るのは初めてで、

もう、何も考えられませんでした。

ようやく、ようやく会えるのだから…

5月5日のかしわ記念でのお披露目の時には気づきませんでしたが

本当に、素晴らしい馬体をしていました。

パドックで、返しで、色々な人が口々に
「いい体してるなぁ…」と
ほれぼれするようなことを言っていました。

ホントに、美しかった…

そして、パドックの周回で、じろりと客を睨みがら黙々と歩く姿に
ただただ、見惚れることしかできませんでした。

東京大賞典、そしてドバイのレースでは、まだ多少の子供さを見せていたミツオー。

それが、幾回りも大きくなってきた、そんな感じです。

妙な落ち着き。妙で確かな歩様。

パートナー・内田騎手が乗った瞬間の、スイッチの入り方。

私の勝手な予想では、勝つことはなくても複勝圏は確実だ、と思っていました。

ここで勝つのは、まずないだろう、と。
でも、負けるミツオーは許されないだろう、と。

そう、許されないのです、もはやミツオーには。

大賞典のレースで一目ぼれしたミツオーに、
ようやく地元船橋で会えた、私の率直な思いは、そこにあります。

私の、ミツオーヘの陶酔振りを知る人は、言葉を選んで慰めてくれましたが
決してがっかりするレースではないのです。

むしろ、私はこれで二度ともう、ミツオーが船橋で走ることがないのではないか、という
不安の方が、強くなっていました。

「ドバイ帰りで、ぶっちぎりで勝っちゃったりしたら、いよいよ化け物になっちゃうよ」

ある人がそう笑っていってました。

そうです、そんなことは、あってほしくなかったので、あの3着は、上々なのでした。