仰木マジックよ永遠に~仰木元監督、死去

そろそろ寝ようかと思っていたところに
ショッキングなニュースが飛び込んできました。

仰木元オリックス監督、死去。享年70歳。

この方の手腕は、まさしく“マジック”そのものでした。
近鉄を、オリックスを強いチームへ育て上げ、
イチローの素質を誰よりも早く見抜き、
低迷がちなパリーグを、盛り上げてくれた名監督でした。

あの方は、パリーグにはなくてはならない方のお1人だったと思います。
イチローが大リーグへ渡って数年後ぐらいに、外野からイチローを呼ぶ日本人の野太い声が
響いたそうです。試合中だったか練習中だったかは忘れましたが、普段ならそんな声に
反応しないイチローが、その声の主に向かって、挨拶をしたとか。
声の主は大きなサングラスをかけ、パンチパーマ。
観客には日本人が多かったそうですが、みなひそひそと「イチローはやくざにも知り合いが
いるの??」と騒然に。
確かデーブ大久保さんだったかな、その場に居合わせた解説者の方。
よくよくその主を見たら、なんと仰木元監督だったそうな。

そんなエピソードが、いつまでも忘れられなかったのでした。

今年、ついこの間まで、ユニフォームを着、合併後のオリックスを4位にまで盛り返させて、
監督からは退いたものの、アドバイザーとしてこれからも、オリックス、ひいてはパリーグの活性化に
頑張っていただきたい人物でした。

まだ70歳。残念でなりません。

どうぞ安らかに…