初心忘れるべからず~さきたま杯

そういえば、さきたまは「杯」なんだな。羽田は「盃」だけど。

どうでもいいです、はい。

この日は朝から、石崎父も、張田JKも、そして帝王・的場、皆さんご機嫌に見えました。
そんな様子を目の当たりにしておきながら、気にも留めなかった自分が悔やまれます。

特に石崎父は、何だかとても良かったなぁ。成績だけではなく、全体的な空気が。
さすがです。

そして帝王・的場様(もう様ですよ、様)。
何だかんだでこの方の騎乗をじっくり見ていなかったんだよな。
ただ先入観で、「この人は凄い人なんだ」と、そうインプットされていて、どう凄いのか
何が凄いのか、自分自身で理解していなかった。

競馬ずれしつつあったんだな、きっと。まずい。

さきたま出走馬のいちばんのお目当てはイチバンボシだったせいもあって、
ちゃんと全部見てなかったし。

イチバンボシはちょっとご機嫌斜めのようでした。浦和がお気に召さなかったかな。
それでも吉田JKが騎乗したらかなり落ち着いたし、返しも良かったんだけど…疲れてたのかな。
残念な結果でした。

ノボトゥルー…あんな小さな馬だった?! かわいかったなぁ~。9歳には見えなかった。
武JKとの組合せがこれまたかわいくて(笑)思わず写真撮りましたとも。
おじさんが「こいつも9歳かぁ。すごい稼いだんだろうなぁ」とつぶやいていたので
思わず話し掛けちゃいました。あの情報交換的会話がいつもとても楽しい。あまり長くなると
その後が怖かったりする場合もあるので、切り上げるタイミングが肝心。

でも、あの小柄な体で、しかも-11キロで、斤量59繊 そりゃあどうなの?! って
正直思ったんだけども…

気品溢れる馬体だったブラウンシャトレー。きれいだった。片目があまり良く見えないのだとか。
張田JKでなければ乗れないというし、そんな馬もいたんだなあ、としみじみ。


で、ブルーローレンス。思い返せば、この仔も出来が良かった! なんだけどなぁ。「この仔は
南関の仔」っていう先入観で見てしまって、あとは久し振りに的場さんかぁ、なんてこと考えたりして
…全てが余計だったな。
複勝は勝ったけど、ボックスからは最後の最後で外してしまいました。ああ、帰れるならこの瞬間に
戻りたい…

返し馬でも、いちばん良かったのはローレンス。あれを見て馬券を買わない自分は、はっきりいって
お馬鹿です。2着とはいえ、最後の最後まで見事な走りだったし、惜しい負けだった。
さらには余力すらあったか、トラック向こう正面で的場さんが落馬! 悠然と走ってゴールまで
戻ってきたブルーローレンスに、スタンドでは笑いと拍手が起こりました。

まだまだ競馬初心者だし、馬券でもうけようとは思っていないけども、
競馬場へ通い始めた頃の、自分の無我夢中さ、忘れてはいけませんね

…つい3ヶ月前のことなんだけどな。
自分でびっくり。南関歴3ヶ月。ここまではまるとは…